argius note

プログラミング関連

うしおととら (23)〜(33) -完結-

最初にどうでもいいこと。

  • 25巻の最後の話って、ネタに詰まったのかな?
  • うしおのxxは雰囲気あっていいけど、とらのxxは流れ上仕方ないとはいえ、あんまりだ。

思えば、初読で「なんか暑苦しいタイトルだな」なんて思ってたけど、ホント最高の「熱」苦しさ。あらためて思った「この人は凄い人だ」と。たまにセンスないな〜とか思わせるところもあるんだけど、やっぱスゴイ。熱血の話なのに、心の闇の描写が強力だ。うしおでさえ、だ。とにかくどん底に突き落としてくれる。あと、この人の描き方って、「舞台演劇」っぽい。登場人物が皆、最高の役者さんが演じてるみたい。でも、これって慣れない人には違和感を感じさせることもあるかも。魂は感じる。ガンガンひとり歩きしてるし。私はとても好きですが。
キャラは最後まで、まゆこととらがイイトコ取りだ。思い入れの違いもあるけど、あさことうしおの影が薄い気がする。クライマックスへの盛り上がりは楽しい。設定や伏線の整合性はともかく、勢いがある。後半の、小夜とベリーショートの麻子がかわいい。どの女性も、やさしい顔をしている。白面の者のゆがんだ線が絶妙。
なんか支離滅裂ですが、とにかく、藤田氏の表現手法はどれもとても素晴らしいです。