argius note

プログラミング関連

最強伝説黒沢 (1)〜(8)

40歳過ぎた中年男が、自分の存在を認められたくて、無駄な足掻きをする。最初のうちは、延々とその駄目っぷりを描きつづける。そのうち、ちょっとした波風からすこしずつ変化が。「アカギ」のように、天才が活躍するタイプの話ではなく、「カイジ」のように、底辺から成り上がるような話に近い。
福本漫画にしては珍しく、女性キャラがチョイ役以外で登場する。脇役だけど。女性がまともに出てくるのって、「カイジ」の美心(みここ)とか*1、「天」のほのぼの絵の頃の同棲してた2人(!)の女の子。そして、この話でも、もてる男子中学生に女子大生が2人付き、しかもチェンジ有り(?)で、一夫多妻制の推進を図っているかのような。ま、これは高い能力を持っている男は、何人にも同時に言い寄られるってことを言いたいだけでしょうが。このもてる中学生は、顔はそれほどカッコ良くないので、喧嘩が強かったり、帰国子女で英語そのほかが喋れちゃったりするところがポイント?
さらにどうでも良いことだが、読み進めていくと、脳が福本世界に適応していって、「ずるい、私もー」みたいなことを言ってる女の子が、妙にかわいかったりする。脳内変換って、すごい。

*1:まともと言えるかどうか微妙ですが。