argius note

プログラミング関連

ジョジョの奇妙な冒険 -文庫版- (30)〜(39)

第5部の全部。副題は「Part5 黄金の風」。
読了に延べ一週間くらいはかかった。実のところ、連載時は第4部の途中でちゃんと読まなくなっていた。なぜなら、再生紙であの絵はすごく読みづらいから。特に緑の時は最悪だと思う。それと、ちょっと前に改めてジャンプコミックス単行本で読んだが、このときはあまり集中できなくて、ちゃんと読んだ記憶がなかった。
そんなんで、今回はじめてまともに通して読んだんですが、すごい好きです、この部。イタリアが舞台だってところとか、「荒木節ここに極まれり」といった印象がある。キャラクタも奇抜なデザインが多いが、それを完全に作風として消化しているところが凄い。
ストーリーでとりわけ印象深いのが、皆がギャングになったいきさつを語るエピソード。ただの横道でなく、ちゃんと話の重要なところにはまっている。
また、それ以上に強烈な印象を受けたのが、「チョコラータとセッコ」のパート。ボスがチョコラータの説明をするシーンに出てくる顔は何とも言えないし、全体的なデザインがとにかく気色悪い。そして最悪の性格と能力。何なんだその技は。そんなヤツの末路は史上類を見ない最期が待っていた! でもいろんな意味でここはホント面白い。
キャラは、ブチャラティがカッコ良いのと何か可愛いので好き。ナランチャは子供みたいで可愛いけどカッコ良いところも多くて良い。でも、最後は運命を受け入れなければならなかったのでした。