argius note

プログラミング関連

プログラミングの心理学―または、ハイテクノロジーの人間学 25周年記念版 - Gerald M. Weinberg

私が読んだ「名著」の6冊目です。A5で厚めですが、結構軽くて、こないだのやつみたいに手が攣らなくて済みます。
中身は、元が難しいからなんでしょうか、日本語がちょっと読みづらいです。しかも二段組みでびっしり書いてあって、しっかり集中して読まないと頭に入ってこないので、なかなか読み進めません。あと、柴田さんも書かれていましたが、コード例がPL/Iのものなので、あまり問題を実感できないところがあります。こんな感じで、良い本なんでしょうけれど、すんなりと入っていけません。
ただ、面白い話題もあるので、気張らずに飛ばし飛ばし読んでいます。
まだ序盤ですが、読んでいて一番考えたのが、「開発チーム」の重要性です。様々な経験を経て、今では開発チームの理想を描けるようになりましたが、現実は厳しく、同じチームで続けられるのは長くて半年といったところです。結局、他のメンバー*1が中途半端なままプロジェクトを離れていったりすることがほとんどです。もちろん、ただチームがあれば良い訳ではなく、ちゃんと問題を考えて対処できる技術者が、リーダー格のメンバーに最低1割は必要でしょう。こういうチームでじっくり、2年くらいはやってみたいですね。

*1:自分を棚に上げてしまいますが。