argius note

プログラミング関連

できる人の勉強法 - 安河内哲也

安河内さんは、予備校の英語の先生をされている方です。彼は昔から英語が出来たわけではなく、色々な経験によって効率の良い学習法に辿りつき、あらゆる英語検定で高得点を獲得するまでの実力を身につけたそうです。
外国語の学習に特化している部分もありますが、学習に対する心構えなどはあらゆる分野で通用するのではないでしょうか。
これまでに紹介してきた「成功」に関する書籍のほとんどで言及されていることですが、「いつか〜をやってみたい」と言っているうちは絶対に何にもなれないということを述べられていますね。「何かになりたいなら、まず具体的な行動を始めること」です。私も昨年ピアノを始めて、なんとか頑張っています。
また、行動の理由づけについてですが、これも重要です。それも、具体的な理由でなければなりません。これは特に、仕事の上では重要なことだと思います。具体的な理由が無ければ、具体的な行動ができないからです。具体的な理由があれば、細かい事は決めなくても自ずと決まって来るので、色々と余裕が生まれ、次の別の仕事にもつながってきます。具体的な理由を持たずに曖昧に事を進めていては、時間も機会も大きく損失することになるでしょう。
「スパイラル方式」「1冊の参考書〜」では、最初は浅く、繰り返して徐々に深くしていくことが効率の良い方法である、と説明されています。(かなり意訳してしまいますが、)本を読み終わることが目的になってしまう場合がありますが、理解することが重要だということですね。私も今の仕事は別業界から入ったので、最初はとにかく技術関連の雑誌を、全記事じゃなくても良いから、理解できるようになるまで何度も読み返していました。
「情報の枯渇に耐えられない〜」では、食べながら本を読んだりしないのに耐えられない、というお話が出てきます。これはマナーの問題でもあるので、どうかな、とも思いますが、気持ちは分かりますね。私も、電車の中では必ず本を読んでいます。何か読まないと、退屈すぎて耐え難いものがあります。ただ、分野によってはイメージトレーニングというのも有効だと思います。プログラミング関連なら、頭の中でシミュレートする訓練をしてみるのも良いのではないでしょうか。
他にも様々な手法や思考法に触れられていますが、あとは実際に読んでいただくとして...こういった本をいくつか読んでみると、良いところは補強されて、そうでないところは複数の意見として参考にできるので、為になりますね。