argius note

プログラミング関連

天空の蜂 - 東野 圭吾

原発を題材にしたパニックもの。物語を飾る言葉は少ないけれど、力強い文章で読ませてくれます。
原発のことって、実は良く分かっていませんでした。資源の少ない国では仕方ないのかな、程度に思っていました。もちろん、原発が建設される地域の住民の方々にとっては、そんな簡単な話ではすまされないのでしょうね。
本書でも、原子力発電について詳しく説明がなされています。並行してネット(主にウィキペディア)で情報を得たりしながら読み進めました。明らかに現存する原発がモデルになっていますね。読みながら、ふと、チェルノブイリ東海村の事故のことが思い起こされました。特に東海村の事件は、放射線障害による死亡者が出たこともあり、新聞などで大きく報道されたのが、いまだ生々しい記憶であります。
電気なしでは、私は仕事も生活もできません。そんな自分は原子力発電について少し無知すぎるようです。良い切欠なので、少しずつ勉強していこうと思います。


そういえば、本がビール浸しになってしまいました。読み終わった後で良かった。