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argius note

プログラミング関連

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心の鏡

book

先週後半から昨日。


これを読み始めるまで、キイス氏がSF作家というのを忘れていました。最初の3編は、コンピュータによるオートメーション化社会を舞台にした、もしくは題材にしたもので、いかにもSFといった作品。加えて、著者による序文、「アルジャーノンに花束を」の初期バージョン、表題作の「心の鏡」、他2編が収録された中短編集です。
アルジャーノンに花束を」は、単行本版の元となった同名の短編小説で、この初期バージョンの方が良いという意見をしばしば目にします。個人的な感想は、確かに長編だとちょっと長すぎるかもしれませんが、短編だと短すぎて感情移入が弱くなってしまい、チャーリィやキニアン先生の悲しみがあまり実感できませんでした。なので、どちらかというと長編のほうが好きです。
「心の鏡」は、特殊能力を持った人間が登場する作品。これは面白かった。登場人物たちが話の後どうなるのかが非常に気になります。
「限りなき慈悲」の結末もなかなか良かった。
ただ、「ママ人形」だけは良く分かりませんでした。読み方が分からないといえば良いのでしょうか...


本編ではありませんが、序文や解説(あとアルジャーノン、チャーリイ、そして私)を読むと、メイキングオブ的で面白いです。

*1:短編集にまとめたのは日本オリジナル。