argius note

プログラミング関連

すべてがFになる - 森 博嗣

先々週前半?


序文で青木淳氏の「オブジェクト指向システム分析設計入門」が引用されていたり、物語ではUNIXが登場したり、挙句は作者様は某大学の工学部助教授(今も?)という、実に理系でプログラマ御用達なミステリ。一般人にとっては極めて異色の作品といえるでしょう。
おまけに森さんは漫画の同人にも手を染めていたとか。そのせいかキャラクタ設定や進行が漫画的な気がします。
話によると、近いうちにフェードアウトするように引退するのだとか。生涯作家ではなく、あくまで仕事として執筆活動を行ってきたというのだから驚きです。


内容については、全く予備知識なしで読むのをオススメしたいのでこれまでとしておきます。でもちょっとだけ感想。個人的に好きな類の終わり方でした。