argius note

プログラミング関連

book

すべてがFになる - 森 博嗣

著者:森 博嗣 asin:4061819011 先々週前半? 序文で青木淳氏の「オブジェクト指向システム分析設計入門」が引用されていたり、物語ではUNIXが登場したり、挙句は作者様は某大学の工学部助教授(今も?)という、実に理系でプログラマ御用達なミステリ。一般…

今世紀で人類は終わる?

原著:Our Final Century - Will the Human Race Survive the Twenty-first Century? 著者:Martin Rees(マーティン・リース) 訳者:堀 千恵子 asin:4794215908 e-hon 本/今世紀で人類は終わる?/マーティン・リース/著 堀千恵子/訳 先週〜今週前半。 核…

心の鏡

副題:DANIEL KEYES--COLLECTED STORIES *1 著者:Daniel Keyes (ダニエル・キイス) 訳者:稲葉 明雄、小尾 芙佐 asin:415110108X 先週後半から昨日。 これを読み始めるまで、キイス氏がSF作家というのを忘れていました。最初の3編は、コンピュータによるオ…

わたしのハムスターを化石で残すには?

副題:アマチュア・サイエンティストに贈る驚くべき実験の数々 原著:How to Fossilise Your Hamster (And Other Amazing Experiments for the Armchair Scientist) 著者:Mick O'Hare(ミック・オヘア) 訳者:勅使河原まゆみ asin:4270004088 今週前半から今日…

時計じかけのオレンジ -完全版-

原著:A Clockwork Orange 著者:Anthony Burgess(アントニイ・バージェス) 訳者:乾 信一郎 asin:4151200525 先週前半から今週前半。 故スタンリー・キューブリック監督による映画が有名な作品。解説によると、原作者はこの映画を嫌っていたそうです。 海外作…

スリーピング・マーダー - アガサ・クリスティー

原著:SLEEPING MURDER 著者:Agatha Christie (アガサ・クリスティー) 訳者:綾川 梓 asin:4151300465 年末から今週前半。 古典ミステリを読みますシリーズ。本書は、図らずも「牧師館の殺人」のミス・マープルの最後の登場作品です。前の3冊は昔の訳なので…

ミス・マープル最初の事件(牧師館の殺人) - アガサ・クリスティー

原著:THE MURDER AT THE VICARAGE 著者:Agatha Christie (アガサ・クリスティー) 訳者:厚木淳 asin:4488105459 先週。初版は1976年、この本は2007年に復活した新版。 古典ミステリを読みますシリーズ。本書は、クリスティー作品の有名な探偵であるミス・マ…

Cプログラミング診断室

副題:さらに美しく健康的なプログラムのために 著者:藤原博文 asin:4774117870 先週。以前、オンラインでちょっとだけ読んだことがあります。図書館で見つけたのでちょっとだけ読んでみました。 内容がやや古いので、歴史上のコーディングスタイルの資料とし…

さようならファインマンさん

著者:パリティ編集委員会 asin:462103488X 先週。自伝的作品「ご冗談でしょう〜」に対して、こちらはファインマンさんと交流のあった方々によって書かれた、彼にまつわるエッセイをまとめた客観的な内容です。学術的な内容で難しいところは置いておいて、「…

統計はわかるとおもしろい

著者:野口哲典 asin:475730207X 今週中盤。 統計は体系的に学んだことがないので、基礎を知る&おさらいのために読んでみました。 本書は、前のエントリの「確率〜」と同著者の姉妹本です。確率について章を割いているので、確率・統計の両方を読みたい場合…

確率はわかるとおもしろい

著者:野口哲典 asin:4871909301 先週前半。 確率は体系的に学んだことがないので、基礎を知る&おさらいのために読んでみました。 本書は、架空の父と息子の確率について会話しているという舞台設定があり、その合間に解説が入るという形式になっています。 …

アクロイド殺し - アガサ・クリスティー

原著:THE MURDER OF ROGER ACKROYD 著者:Agatha Christie (アガサ・クリスティー) 訳者:松本恵子 asin:4150700451 先週後半から今週前半まで。実際に読んだのは1975年に出版されたもの*1。初版はさらに古い? 古典ミステリを読みますシリーズ。エルキュー…

そして誰もいなくなった - アガサ・クリスティー

原著:AND THEN THERE WERE NONE 副題:TEN LITTLE NI**ERS 著者:Agatha Christie (アガサ・クリスティー) 訳者:清水俊二 asin:4151300805 先週後半から今日まで。実際に読んだのは1980年代に出版されたもの。 古典ミステリを読みますシリーズ。さすがにこの…

ニュートリノ天体物理学入門

副題:知られざる宇宙の姿を透視する 著者:小柴昌俊 asin:4062573946 先々週後半〜先週前半。 ノーベル賞受賞の小柴先生によるニュートリノの教科書。 ニュートリノとかカミオカンデについては、ちゃんとしたものを読んだのはこれが初めてだったので、興味深…

テレビは見てはいけない

副題:脱・奴隷の生き方 著者:苫米地英人 asin:4569699936 先々週の前半。 テレビが洗脳マシンとして最適なものであり、実際、視聴者はかなりの部分で洗脳されているというお話。 キーホールTVの宣伝でもあるのでしょう。様々な実績のある方なので、説得力が…

科学が正しい理由

原著:The Truth of Science: Physical Theories and Reality 著者:Roger G. Newton (ロジャー・G・ニュートン) 訳者:松浦俊輔 asin:4791757718 この本を最初に図書館で借りたのが1ヶ月以上前で、休みで間が空いたり、期限切れで一旦返却したり、今日やっ…

日本語は天才である

著者:柳瀬尚紀 asin:4101480125 先週読みました。 翻訳が非常に難しいといわれるジェイムズ・ジョイスの「フィネガンズ・ウェイク」という作品を忠実(?)に翻訳したことで著名*1な著者が送る、言葉遊びを中心に日本語の卓越した能力について力説されてます。…

ご冗談でしょう、ファインマンさん -文庫版- (上)(下)

原著:Surely You're Joking Mr. Feynman 著者:Richard Phillips Feynman (リチャード・P・ファインマン)*1 訳者:大貫昌子 asin:4006030053 ASIN:4006030061 10/5〜10/9,10/20〜10/23辺りに読みました。 彼ならではのユーモアがつまったエピソード集。読ん…

占星術殺人事件 - 島田 荘司

ASIN:4061833715 10/5〜10/9。 国産本格ミステリで多くの方が高い評価を挙げている作品。 例の「異人館村」を先に知ってしまっているせいで、出題編の終わりで「ああ、これのことか」と残念な確信に至ってしまいました。最後のヒントが提示されるまでは忘れ…

図書館に

家から歩いて5分のところに市立図書館があるのに、あまり積極的に利用していないのはもったいないと思いつつも、立ち寄りはすれど、借りるまでには至らず。 で、やっと決意して登録しました。デメリットは特にないので何を躊躇するのかと自分でも思っていた…

神は妄想である

副題:宗教との決別 原著:The God Delusion 著者:Clinton Richard Dawkins (クリントン・リチャード・ドーキンス) 訳者:垂水雄二 ASIN:4152088265 通勤時間、休憩時間のみ充てて、ゆっくり咀嚼して、2週間くらいでやっと読了しました。 ちょうどこの副題に…

量子テレポーテーション (ブルーバックス)

副題:瞬間移動は可能なのか? 著者:古澤明 asin:4062576481 著者の方は、量子テレポーテーションの実験を実際にやっている研究員で、理系離れを憂えておられ、本書で「来たれ我が研究所へ」というメッセージを繰り返し訴えておられます。 http://www.alice.t…

ウインクで乾杯 - 東野 圭吾

ASIN:4396322631 今週。初期の作品で、バブルの余波が仄かに感じられる時代が舞台。 主人公は、(今でいう)セレブを夢見て宝石屋を冷やかしながら、玉の輿を狙ってコンパニオンの仕事に精を出す美女。お相手は、若くして不動産会社の専務の男性。初期の頃の…

虹を操る少年 - 東野 圭吾

ASIN:4062635453 先週後半。主人公は幼少の頃から頭が良く、両親の自慢の息子。彼には、色を識別する感覚が非常に鋭いという才能もあった。少年が成長するにつれ、喜ばしいことばかりではなくなってくる。頭の回転が速すぎるのだ。そして、ある頃から少年が…

美しき凶器 - 東野 圭吾

ASIN:4334723683 先週前半。スポーツ界を舞台にしたサスペンス。 ミステリの部分はそれほど凝ったものではありませんが、サスペンスが秀逸なのでとても楽しめました。

赤い指 - 東野 圭吾

ASIN:406276444X 読んだのは先週。短いので、その日に読み終えてしまいました。 私の好きな加賀恭一郎シリーズです。彼の近縁者が登場して、そちらの話と事件が並行します。事件は、社会派的題材が幾つか散りばめられた、後味の悪い内容です。実際にありそう…

プログラマーのジレンマ

副題:夢と現実の狭間 原著:Dreaming in Code 著者:Scott Rosenberg (スコット・ローゼンバーグ) 訳者:伊豆原弓 asin:4822283801 Lotusの生みの親、ミッチ・ケイパー氏によって創設されたOSAF(Open Source Applications Foundation)で開発されているPIMソフ…

ウェブはバカと暇人のもの

著者:中川淳一郎 asin:4334035027 著者の方は、広告屋、雑誌の編集、そして現在はウェブニュースのライターをやっていて、ネットは黎明期からのヘビーユーザ。そして本書は、紙の媒体とネット媒体を良く知っている立場から見た、ウェブ論総括。まとめると、…

量子の新時代

副題:SF小説がリアルになる(量子の新時代) 著者:佐藤文隆 井元信之 尾関章 asin:4022732873 量子力学の発展によって、量子暗号、量子コンピュータ、量子テレポーテーションなど、大きなパラダイムシフトが起ころうとしてます。一般人が理解できる量子の世界…

頭が柔らかくなる算数

著者:坪田耕三 守屋義彦 中村享史 高橋昭彦 asin:4532260426 最初の"four fours"は有名みたいですが、ちょっと反則では? 出題の仕方が悪いのでしょうか? 元々こういう出題なのでしょうか? すべての問題を簡単に解いてはいません。でも、あまり興味をそそ…