ピアノの森 (1)〜(12)
一色まことさんの作品。最近では、「花田少年史」で知られています。私は、「出直しといで!」を連載時に読んでいて、その独特のセンスと暖かい表現に好感を持っていました。特に、子供を描かせたら天下一品、という印象がありました。前々から読もうと思っていましたが、連載スピードのこともあって読まずに居ましたが、我慢できずに。
自由奔放な才能は評価されにくい。なぜなら、評価する側に相応の才能が求められるから。こと芸術においては、それは深刻な話。今の日本はわりと保守的だし、とび抜けた才能を正当に評価する文化がないから、そういう才能が育ちにくい土壌ではある。別に一番でなくても、天才じゃなくても良くて、相対的に評価されても良いわけだから、もっと子供の才能を伸ばすような教育ができるような環境を与えてあげられたら良いなと思いました。具体的に何かできるわけじゃないから、他力本願ですが。
私はピアノが好きなので、話の中での演奏を生で聴いてみたいです。でも、生じゃ聴いたことないですが、本当にすごいピアニストっているんですよ。でも、すごいのをレコードで聴くより、普通に上手い人の生演奏を聴いたほうが気持ちいいです。だから、すごい人の生を聴いたらどうなるのか、想像がつかないけど、やっぱり聴いてみたい。