argius note

プログラミング関連

WindowsでWebDAVを試してみる

共有PCの共有ディレクトリを良く使うのですが、共有PCがサーバ版でないWindowsOSの場合、最大同時接続数が10より大きく出来ないのは周知のことと思います。
いっそファイルサーバをLinuxで構築とかしたいところですが、都合により不可。手軽にできる代替手段として、WebDAVというのがあります。以前から検討しようと思っていたものの、制限が多いだろうという思い込みのため、手を出していませんでした。しかし、前述の同時接続数の問題がどこに行ってもまとわりつくので、いい加減導入しようかと思っています。


で、手近なところでTomcatに付属しているWebDAVで試してみました。FTPの場合は大抵のブラウザがFTPクライアントとして使えますが、WebDAVはHTTPを拡張したプロトコルなので、ブラウザで見ると普通にHTTPブラウザの挙動となってしまいます。
WindowsXPでは(たぶんWin2Kでも)、「マイ ネットワーク」を開いて、フォルダツリーをOFFにすると、「ネットワークプレイスを追加する」というタスクが現れます。それを実行して進めていくと、作成する場所を聞かれるので、「別の〜を選択」を選んで、たとえば"http://localhost:8080/webdav/"のように入力すれば、フォルダのように操作できます。デフォルトでは読み取り専用になっていますので、適宜Tomcatwebdavコンテキストのweb.xmlで設定を変更します。
読み取り専用でしか試していませんが、今のところはちゃんと動作しているようです。


ただし、この方法で作成したネットワークプレイスは、ネットワークドライブに割り当てができません*1。ネットワークドライブに割り当てられるようにするソフト*2が必要のようです。

*1:WikipediaにはHTTPSの場合は、と書いてある。

*2:NetDrive、WebDriveなどの有償のソフト。NetDriveは以前はフリーだった?