argius note

プログラミング関連

殺人の門 - 東野 圭吾

ASIN:4043718047
物騒な題名ですが、内容も暗めです。特に序盤は陰惨な雰囲気が強く漂います。
作風としては、以前読んだ「手紙」に似ていると思いました。また、主人公の行動にもどかしさを感じながらも、引き込まれてゆく感覚が心地良く、文庫ながら600ページ超にも関わらずあっと言う間に読み終わってしまいました。もったいない気もしますが、東野さんのはどんどん読破することに決めたので構いません。
暗い話ですが、お薦めです。
余談ですが、最近読んだ彼の本では、冒頭で必ず情事のシーンが出てきます。それ以前のはほどんどなかったのと、読んでいる順番は発表された順番と全く関係ないので、偶然偏ったんだなと、ただそれだけです。