argius note

プログラミング関連

「まだ結婚しないの?」に答える理論武装

結婚推奨派がよく口にする「結婚する理由」に対して、結婚しない理由を理論的に反論するための提案を、ケーススタディ的に説明されています。
結婚が悪い、と言っているわけではなく、推奨派の理由が陳腐で的外れである、とこき下ろしています。無条件に結婚することを受け入れるのは、時代錯誤的思考や洗脳で思考停止の発想である、ということだと思います。


全体的に、一般人には意見が極端とか屁理屈に思われてしまうような表現が多い気がします。
ただ、結婚に向いていない人が無理にすることはない、というのは賛成。結婚に限らず、向いていないことを押し付けて、できないのはその人間が悪いから、としてしまうのは、浅はかです。優越感からなのか、ただの思考停止なのか。でも、社会は大半がそれで回っているので仕方がありません。


本書では、「スピリチュアル」とか「たましい」とかの独特の表現が登場するのですが、定義が良く分かりません。巷で言うところのそれなのでしょうか。抵抗がある人もいらっしゃるかもしれませんが、あまり興味がない方は「精神的に深いところでの交流」のようなニュアンスで捉える程度で良いのではないでしょうか。興味がある方は、氏の他の著書を読んでみると良いかもしれません。(私は読んでいませんが、ご本人がそんな感じのことを述べられていたので。)
対象読者は、未婚の30代女性と思われます。しかし、無責任に結婚を勧めて(おしつけて)しまうような淑女紳士諸氏にもこれを読んで、結婚について今一度考えてみて、"『「まだ結婚しないの?」に答える理論武装 』を論破する"を実践してみて欲しいところです。