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2112年9月3日、ドラえもんは本当に誕生する! - 桜井 進

book

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この題名は、別に予言をしているわけではなくて、このまま科学が発達しつづければ、ドラえもんを実際に作ることが近い将来可能になる、ということを意味している。もちろん、ドラえもんに登場する22世紀の技術が寸分違わずに実現できるという意味ではなく、いくつかの技術については、実現しつつある、ということだ。

本書では、漫画「ドラえもん」に登場する科学が単なるSFではなくて、実在する科学を子供でも分かるように表現しているところが凄い、と述べられている。アインシュタインは「全ての物理学の理論は(数式は置いといて)子どもでさえも理解できるように簡単に説明すべきである」と言ったそうだが、それを、藤子・F・不二雄さんはやってのけているというわけだ。

また、ドラえもんは科学バンザイというわけではなく、むしろ科学技術偏重の現代社会を批判的に描いているとも述べている。私たちは、科学によって便利になったことと引き換えに、失ったものもあることを忘れてはいけない。

本書で触れている話題で他所でも聞いた話としては、

  • タイムマシンは実現不可能である
  • 加齢するにしたがって時間の流れが早く感じるのは何故か
  • 科学には未解明のものがまだまだたくさんある

がある。

感想としては、私も子どもの頃はドラえもんが大好きだったので、読んでいて懐かしかったり嬉しかったりした。ちょっと絶賛しすぎな気がするが、それはドラえもんを愛するが故、止むを得まい。

余談

  • 初期の名作は、何度も読んだからか、今でも大体覚えている。長編は除くとして、「さようなら、ドラえもん」「どくさいスイッチ」なんかはそうだ。「のび太の結婚前夜」は中期だからか、読んだ気がするけど覚えていない。
  • あと、「バイバイン」とミュータントの話は内容はあまり覚えていないが、恐ろしいという記憶だけある。
  • 「台風のフー子」が凄く印象に残っている。特に、台風の餌は"熱い空気"という設定で、のび太はろうそくの火を与えるシーンが。結末はちょっと悲しい。
  • ドラえもんが四次元ポケットから出す道具の総称は、「ひみつ道具」だったと記憶しているんだけど、あまり自信ない。