argius note

プログラミング関連

女王の教室 (10)

最近あまりドラマとか見ないんですが、知人の薦めで見てみることに。
良くも悪くも反響が大きいようで、スポンサーが提供クレジット*1を出さなくなるとかの騒ぎもあったようです。この枠の前回のドラマ「ごくせん」が分かりやすい(見てないけど)教育系ドラマで、それとの落差が大きな反響を呼んだようです。
私はたぶん6か7話目から見たんですけど、今回の10話目を見て、これは最初から見ていたらもっと楽しめただろうな、と思いました。今回のマヤの発言に、このドラマの言いたいことが凝縮されている。そして、それは今までの彼女の所業があってこそ活きる言葉です。それだけ引っ張ったために、理解されにくいとは思いますが。今回のエピソードがもっと前にあったら、話が成り立たないし。でも逆に、そうなったときの方が展開が読めなくて面白いかも。作る側は大変でしょうけどね。
教育の方法としては、現実には無理がありますが、それも含めて、言いたいことなんじゃないかな、と。ドラマはフィクションである、と。いくら教育上良い番組でも、面白くなかったら誰も見ない。突飛な話にするのは話の作り方としては普通のことでしょう。このドラマを見て、「こんな問題教師が現実にいたら、私たちはどうしたら良いのか」と考えることも、制作側の意図でしょうね。
私の意見は、彼女の教育論は、良くもあり、悪くもあると思います。彼女は計算して悪者を演じているのではなく、教育者は厳しくあるべきだと考えているから、ああいった態度なんでしょう。結果的に良い方向に進んでいるけど、子供たちが理解する前に精神を病んでしまったら、上手く行かずに終わってしまうのではないでしょうか。しかし、信念は立派なものです。「私は自分が間違っていると〜(以下略)」という台詞は、子供たちは迷える子羊であり、教育者たる者が迷っていてどうするのか、という考えからです。子供たちに、自分で問題を解決できるような大人になってほしい、という思いがあるからです。一見悪いように見える事柄でも、頭ごなしに否定せず、自分で判断できるような大人になってほしい、という現在の社会への批判を含めた言葉とも感じました。
本題とは関係ないけど、和美ちゃんが可愛くてカッコイイ!! マヤもエンディングの「アレ」が良いです。
レンタルで出たら最初から見てみようかな、と思っています。

*1:CMの前に流れる「この番組は〜の提供でお送りします。」のこと。