argius note

プログラミング関連

痴人の愛 - 谷崎潤一郎

先週後半〜昨日。この文庫版は、昭和22年初版、第百十六刷となっています。


10年くらい前に読んだはずなんですけど、内容を全く覚えていないのです。冗談抜きで記憶喪失なんじゃないかと思います。
唯一覚えていたのは、ヒロインの名前「ナオミ」。彼女の名前とそのキャラクターは、社会現象にまでなったといいます。
読んでいると、ナオミの悪魔的な奔放さと大正時代の風俗が良い塩梅に混ざり合って、色褪せたフィルムの映画を見ているような気持ちでした。
大正浪漫。