研修医なな子 -文庫版- (全4巻)
再読シリーズ。
大学病院で研修医として頑張るなな子のお話。作者の森本梢子さん*1はドラマで有名な「ごくせん」書いている人。このマンガもドラマ化したらしいですが。今でこそ、医療関係のマンガは増えてますが、この作品は10年近く前のもので、それなりに話題になったらしいです。
大学病院の研修医という設定は、「ブラックジャックによろしく」に近いですが、こちらは普通に医者を目指す卵たちの奮闘を描いた物語で、話の展開は「動物のお医者さん」に似ています。体質が古いっていう話は出てきたりしますが、どろどろした世界でない、もっと夢のある内容になっています。しかし、医者って大変だな、と話を読んだだけでも思ってしまいます。実際やってみたらそれどころではないんでしょうね。学生時代、興味はあったんですが、向き不向き*2もありますし、私にはちょっと無理です。あと、読んでて思ったのは、わけのわからん人ってどこにもいるよなー、と。臨床だと人間関係もことさら大変だし、余計に私には無理だと思ってしまいます。
話自体は、医者の日常が垣間見えたりして、ほのぼのした明るさがあり、とても楽しめます。なな子の明るさに癒されるという副作用(?)もあって、お薦めです。