argius note

プログラミング関連

ハッカーと画家 コンピュータ時代の創造者たち

2006.04.15

タイトルがインパクト充分ですが、技術本というより、エッセイ集です。話題がバラエティに富んでいて楽しい。描写力に、本職の物書きに劣らないものを感じます。あと、翻訳の質が良いとも感じました。
あと、著者自身も述べていますが、アメリカ文化に疎い日本人*1にはアメリカ文化を知る資料にもなります。なるほど、アメリカの学園ものの映画では、「どうしてオタクはもてないか」に描かれているのと同じような学校の様子が登場することがあります。
ビジネスとの関係なども面白い。技術力をどうやってビジネスにする(した)かについて、事例も含めて詳しく書かれています。
まだ前半しか読んでませんが、技術者でない人も読んでみて欲しいですね。ちょっと高いのが難点ですが...

*1:私のことです。